オーストラリア交換留学生の日記

東大から豪州クイーンズランド大学に交換留学中:役に立つ情報を発信したい

交換留学までのスケジュール

凡人が事を成すために重要なもの。それはスケジュール戦略です。*1

交換留学を思い立ち、奨学金を獲得し、留学するまでのスケジュールについて書きます。

 

  • 理想的なスケジュール(東大の場合)

1〜2年:留学のための英語の成績をとる。どこに行きたいか等を考える。自分の目的に応じて英語圏以外がいい時もある。*2

2年秋:交換留学のための応募書類を書く。*3←これが山場

2年冬:奨学金の書類を書きまくる。*4

2年の終わり(3月ごろ):留学内定

3年春:留学準備

3年7〜9月:出発

4年春:帰国

→就活 or 1年延長して5年の春に就活

 

まず進学振り分けの関係から2年で出願し、3年の秋から行くパターンが最も一般的。*5帰ってきて1年延長すれば就活に最も影響が少ない。

 

  • 僕のスケジュール

1〜2年

留学のための英語の成績をとる。2年の夏にIELTS7.0を取得。*6

行きたい国を考え始める。*7

2年秋

交換留学のための応募書類を書く、が挫折。*8

2年冬

交換留学に応募したという同期の話を聞き、ただただ羨ましく感じる。

3年夏

留年して1年留学に行くことを決意。トビタテ!もこの時期に学内エントリー(8月末に提出)

3年秋

交換留学のための書類を提出(11月1週目)

3年冬〜4年夏

3年(12月14日):トビタテ!書類審査通過の知らせ

3年(12月21日):交換留学・学内選考の結果発表*9

3年(1月2週目):トビタテ!の2次選考の面接*10

3年(1月半〜2月頭):怒涛の奨学金への応募*11

3年(2月14日):トビタテ!合格の連絡*12

(2月14日):みずほ国際奨学金の面接

3年(2月末〜3月):度重なる敗戦のお知らせ*13

4年(3月):トビタテ!再申請のための努力*14

4年(4月22日):みずほ国際奨学金、復活採択の連絡*15

年(4月23日):みずほ国際奨学金、辞退の連絡をする。*16

4年(6月5日):トビタテ再申請書を提出

4年(6月11日):大学国際課から「この再申請では落ちるよ」的メールとともに差し戻し。*17

4年(6月17日):再申請書・確定版を提出

4年(6月22日23日):トビタテ事前研修参加*18

4年(7月11日):トビタテ!再申請却下の連絡

同日、オーストラリアへ出発*19

 

 

 

 

 

*1:今回は「交換留学」に絞ります。学部正規留学、大学院留学はおいおいリサーチして書く予定。

*2:詳しくは「留学先の決め方」を参照

*3:「留学期間は半年or1年?どっちがいいの?」「推薦状の頼み方」参照

*4:もしトビタテ!への出願を考えているなら、学内応募をした後の方が良い。理由は別の記事にて。

*5:東大交換留学のレポートを読み漁った結果当たり前のようにみんな理解していたが、自分は知らなかった。

*6:この勉強は上手く行った。詳しくは「英語試験対策のTIPS」を参照

*7:自分は視野が狭すぎて英語圏、特にアメリカしか考えていなかった。

*8:詳しくは「僕が2年秋の出願に挫折した理由」を参照

*9:第一の悲劇。トビタテ!の渡航先をアメリカで出していたが、交換留学先がオーストラリアになってしまった。→受けってもトビタテの再申請が必至に。

*10:詳しくは「トビタテ!の二次面接」参照

*11:*みずほ国際奨学金、阪和育英財団、住友商事米国留学奨学金への出願書を書く。詳しくは「僕の奨学金戦争」参照

*12:第2の悲劇。アメリカを渡航先として受かってしまった。再申請が必要で実質仮採用なのに、自分は調子に乗ってしまった。

*13:*阪和:2月25日、みずほ国際:3月15日

*14:トビタテ!再申請のために行ったこと

*15:この時のメールは「あの時僕が考えた安直な考え」を参照

*16:第3の悲劇にして最大のプレミ。詳しくは「「奨学金は確定するまで勝負は続く」

*17:ここでやっと自分が危機的状況にいることを認知

*18:トビタテ!もらえるか分からないのになんで行くんだよ。。研修ではJASSOで働く男が出てきて再申請怖いぞ、的な話を30分するコンテンツが用意されていた。詳しくは「トビタテ!事前研修で語られるオトナの話」

*19:それはそれはブルーな気持ちで出発

今後書きたい話題

今後書きたい話題

 

・留学までのスケジュール ✔︎

・大学選びについて

奨学金あれこれ(トビタテ、みずほ国際、業務スーパー、阪和、etc)

・トビタテに一度受かって、落ちた話

・留学までのモチベ/考えの変化

・タダでいける短期留学の紹介

・学部交換留学の意義 

・留学の情報をどこで得るか

・国際センターの使い方 〜東大とその他の大学を比較する〜

・交換留学は半年or1年?どっちがいい?

・オーストラリアに7月から留学すると大変な話

・留学のために1年留年は珍しくないという話

・就活との云々

・オーストラリアに行く意義 〜英米カナダ・シンガポール/香港・非英語圏との比較〜

・学部留学と修士留学の違い 〜学部3年生で留学に興味ある人に役に立つ情報〜

奨学金を受かった後に知っておくべきこと

・大学ランキングの使い方

・自分がトビタテの再申請に落ちた理由を真面目に考える

・トビタテの再申請に落ちると“辞退を強く推奨”される話

 

自己紹介

はじめまして。

 

東大で農学を学んでいます。

海外で学ぶことが夢で、大学生になったら長期留学したい!と高校の頃から考えていました。でも家は裕福でもないし、奨学金が取れないといけないなあ、とも悩んでいました。

紆余曲折を経て、4年の7月から5年生(卒業を延長)の6月まで、オーストラリアに1年留学することになりました。なぜこの時期か、豪州か etc はおいおい書いていきたい。

「お金をかけずに留学/海外に行くこと」に関して、普通の人よりは興味があり詳しい自信があります。僕がこのブログでは、自分の足で得た留学のための情報を書きます。もちろん僕自身が正解だと思うだけで、もしかしたら別の方法や情報があるかもしれません。(←その場合は逆に教えてほしい)

どうやったらお金をかけずに留学できるか。大抵この手のことはネットに書いてありません。あっても留学エージェントの広告か、事情を知らない大人が適当な情報を流しています。本当に“役に立つ”情報はネットではなく、大学の国際系サークルやグループ内の人対人で伝わっている気がします。結局お金持ちでいい教育を受けてる人が得しているように僕には見えるのです。これっておかしい。(もちろん僕もその「おかしい」仕組みで得をしていることが多々あるので、それを少しでも還元したい思いもあります。)

 

僕は凡人なので、ゆっくり準備して行くタイプです。要領の良さと頭の回転の速さがありません。その性格ゆえに、そこそこ上手く行ったこと、痛恨の判断ミス、両方経験しました。いくつか偶然の悲劇もありました。*1

 

想定する読者は

・交換留学に興味がある学生

・交換留学を考えている大学生

・大学での交換留学に興味がある高校生

奨学金情報について知りたい大学生

・オーストラリアの大学生活について興味がある人

 

のために留学までに自分が困ったこと、学んだことを書いていきます。

*1:偶然の喜劇と幸運は実力と思い込むので覚えていません